[支部報告]滋賀県家庭医療指導医FD研修会、滋賀支部設立記念講演会(2月8日)
松井 善典(浅井東診療所/滋賀県長浜市)
滋賀県支部活動として2月8日にFD(Faculty Development)研修会と、雨森滋賀県支部長(学会理事)からの記念講演会を開催しました。
FD研修会は県内の指導医が集い、滋賀の家庭医・地域医療のビジョンとそのためのキャリアパスや人材育成(卒前・卒後・生涯教育)のイメージを1年かけて構築することを目標としつつ、以下の3つのテーマを中心に来年度のFD研修会を開催する方向となりました。
家庭医・総合診療医の教育に関わる組織マネジメントとリーダーシップ
1人の学習者をどのように扱うのか(指導医-学習者関係のAtoZ)
指導医としての生涯教育、それをいかに後輩に伝えるか
記念講演では「家庭医今昔物語」と題し、雨森医院の歴史のお話から始まり、近現代の日本の地域医療の現状を知る貴重な話題となりました。また続いての雨森先生の自伝からは、日本の家庭医療のここ30年の栄枯盛衰の物語や、様々な縁が結ばれて今があることなど、今と言う時代の意味を改めて感じるエピソードと楽しい語りに満ちていました。
身近なロールモデルから改めて深く学ぶ機会となり、記念すべき設立に相応しい支部活動の魅力を感じるひと時になりました。
(雨森 正記 支部長 記念講演)