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「第5回 在宅医療多職種キャリアアップ研究会開催要領」
1 主 催
日本プライマリ・ケア連合学会滋賀県支部
2 目 的
今回のテーマは「退院支援」。退院後もハッピーな人生を送るために、退院に当たる様々な課題を様々な視点から見て、多職種で解決法を学ぶ。退院支援は、病診連携には欠かせない要素で、より良い住民のQOL向上・健康寿命延伸を図ることが出来るようになり、病院も含め全職種が関わる問題です。
地域包括ケアにおける「ひと」中心としたQOL向上、小児・しょうがい者・超高齢者を含む地域共生社会の実現に向けて、医療・介護・福祉従事者など、様々な人と交流し、講演・症例検討、各種体験を通じ日頃の悩みを共有し、意見交換を行い、よりよい在宅医療・在宅生活を提供するため開催する。
3 後 援
滋賀県・滋賀県医師会・滋賀県歯科医師会・滋賀県薬剤師会・滋賀県病院協会・滋賀県理学療法士会・滋賀県作業療法士会・滋賀県言語聴覚士会・滋賀県看護協会 ・滋賀県訪問看護ステーション連絡協議会・滋賀県栄養士会・滋賀県介護支援専門員連絡協議会
4 日 時
令和元年(2019年)9月8日(日) 13:00~16:30
5 場 所
〒523-0891近江八幡市鷹飼町80-4
G-NETしが【大ホール】 (TEL 0748-37-3751)
http://www.pref.shiga.lg.jp/c/g-net/map/map20161027.html
6 参集者
県内の医・看護学生および在宅医療に関する多職種の学生、県内在宅医療
に取り組む医師や指導医、多職種(歯科医師、看護師、薬剤師、ケアマネジャ
-、PT・OT、ヘルパー等)、養成機関、行政関係者
7 日 程
12:30~ 受 付・開 場
13:00~13:05 開 会 あいさつ 雨森 正記 滋賀県支部長
あいさつ 滋賀県医療福祉推進課長 新垣 真理 氏
第1部 (記念講演)
13:05~14:15 「退院前後の多職種連携とSDHを含む
地域福祉~行政医療職の視点で~」
講 師: 長 純一 氏 (石巻市立雄勝診療所長・石巻市包括ケアセンター所長・プライマリ・ケア連合学会SDH委員会)
第2部 (実体験をしてみる)
14:15~15:30 「 最先端 ‼ 滋賀史上最大の介護 Up to date 」
あなたの健康増進にもお役立ちします‼
AIによる介護プラン作成、介護サポートロボットたち、
VRによる認知症体験、安くて簡単おいしい食事、
服薬管理ツールup to date、体を使うストレッチ体操 など
第3部 (グループディスカッション)
15:30~16:30 「私もこんなに苦労した、退院調整症例集」
司 会 : 佐々木 隆史 氏 (医療生協こうせい駅前診療所長)
16:30 閉 会 あいさつ 花戸 貴司 企画委員会 顧問
地域包括ケアは何のために必要か(生活モデル説)とか地域共生社会(地域福祉の流れ)を理解していただくこと、そのために実践的な話を通じて、専門から総合・分散から統合医療は必要かつ必然であるなどについて、熱心にご講演頂きました。当日は、医師や薬剤師を始め多職種の参加者113名の皆様が、大変関心を持ってご清聴頂きました。
「 最先端 ‼ 滋賀史上最大の介護 Up to date 」
あなたの健康増進にもお役立ちします‼
①AIによる介護プラン作成ツール「CDI Platform MAIA」提供:CDI㈱さん
膨大かつ精密なデーターからケアプラン候補を提案するとともに、介護を必要とされる方の容態の予測や、複数ケアプランごとの比較検討など様々な機能で、ケアマネージャーと介護を必要とされる方・ご家族との合意形成を進めます。
②HAL介護支援用(腰タイプ)
提供:リコージャパン㈱さん
身体機能を改善・補助・拡張・再生することができる、世界初のサイボーグ型ロボットです。「人」「機械」「情報」を融合させ、身体の不自由な方をアシストしたり、いつもより大きなチカラを出したり、さらに、脳・神経系への運動学習を促すシステムです。
③見守り支援システム 眠りSCAN
提供:パラマウントベッド㈱さん
マットの下に設置したセンサにより、体動(寝返り、呼吸、心拍など)を測定し睡眠状態を把握します。活動することでケアプランの改善やスタッフの業務負担軽減、入居者の生活習慣の改善などにお役立ていただきます。センサをマットレスの下に敷いてスイッチを入れるだけです。
④簡単に役立つ体操
提供:滋賀県理学療法士会の皆様
運動する前のご自身の身体機能をチェックしていただきます。その後、様々な運動をスタッフの指導の下実施していただき、体操前と後の身体の変化に気づいていただくレッスンとなります。レッスン後の回旋のしやすさや可動域の伸びを感じていただく内容となっています。利用者さんや皆様の日常の健康つくりにご活用ください。
⑤「服薬管理ツール up to date」提供:滋賀県薬剤師会の皆様
★服薬支援ロボ
服薬支援ロボを使った管理をすることでお薬の飲み過ぎや飲み忘れ、飲み間違いを予防し、服薬コンプライアンスが改善すると共に、残薬の管理をご支援いたします。
★お薬仕分薬BWC-28、お薬カレンダーOK-28M、他
仕切板が入れ替え自由なので1日2回、1日3回、1日4回の処方に対応。仕切板をはずすと軟膏容器なども収納可能。フタ付きなので保管に便利。日にちが増やせるお薬カレンダー。曜日や用法は付属のカードで差し替え可能。大ポケットには、湿布薬やお薬の説明書を入れられます。
★eお薬さん
お薬の飲み忘れや見間違いを防ぐ服薬支援機器「eお薬さん」は、患者様ご自身やご家族、薬剤師、看護師などによる服薬管理をサポートします。
また、離れた場所からでも、患者様の服薬状況を確認することができます。
⑥・安く・手軽にできる、おいしい介護食 試供品提供:味の素㈱さん
提供:管理栄養士、龍谷大学農学部食品栄養学科の学生さんの手作り
今回も美味しさを追求しつつも、手軽さと低価格に挑戦しました。
食欲がないときの時短レシピ(例)次のダウンロードのとおり
⑦コミュニケーションロボット
「みーちゃん」
「おしゃべりみーちゃん」は、本当の子どもの声で会話できる音声認識人形(会話ロボット)です。季節に合わせた会話や歌を一緒に楽しむことができます。
⑧Virtual Rialityによる認知体験
POCKET Wifi利用によるTube(QRコード)を活用し、皆様にゴーグルめがねで実体験を経験していただきました。
レビー小体型認知症の幻覚体験は貴重でしたとの体験談など多くの皆様に感動していただきました。
「私もこんなに苦労した、退院調整症例集」
1.症例事例紹介 非営利法人ケアプランセンター加楽 川上美恵子氏
80代独居女性で関節リュウマチを40代に発症後、現在歩行困難。
2.症例事例紹介 近江八幡市立総合医療センター 德田 嘉仁先生
70代独居女性が一般内科・消化器内科で受診後、現在嚥下困難。
上記人達の退院後の安全等退院調整でどう支えるのか。どうしたら、本人の思いに近い生活が叶えられるか、SGDで皆様に考えてもらった後、
貴重な意見などを発表していただきました。全体を通じて、多職種職員の社会参加の重要性を共有していただき、充実した時間となりました。