「第3回 在宅医療多職種キャリアアップ研究会開催要領」                                        

 

1 主 催

       日本プライマリ・ケア連合学会滋賀県支部

2 目的 

    今回のテーマは「食と栄養」。在宅医療は食の安全性や栄養バランスなど健康管理につながります。病院も含め全職種が関わる問題です。医療・介護・福祉従事者など、様々な人と交流し、介護食体験を通じ日頃の悩みを共有し、意見交換を行い、よりよい在宅医療・在宅生活を提供するため開催する。 

3 後 援

    滋賀県・滋賀県医師会・滋賀県歯科医師会・滋賀県薬剤師会・滋賀県看護協会 ・滋賀県訪問看護ステーション連絡協議会・滋賀県栄養士会・滋賀県介護支援専門員連絡協議会

4 日 時

       平成29年9月10日(日) 13:00~16:30

 

5 場 所

       523-0891近江八幡市鷹飼町80-4  JR近江八幡駅南口より500

       G-NETしが【大ホール】   (TEL 074837-3751

       http://www.pref.shiga.lg.jp/c/g-net/map/map20161027.html

6 参集者

     県内の医療・看護・栄養士学生および在宅医療に関する多職種の学生、県

内在宅医療に取り組む医師や指導医、多職種(歯科医師、看護師、薬剤師、ケ

アマネジャ-、PTOT、ヘルパー等)、養成機関、行政関係者など

 

7 日 程

 

   12:30~         付・開 場

13:00~13:05   開 会  支部長あいさつ

1部 (記念講演)

 

    13:05~14:15   演題   「食べることの意義~最後まで食べることを目指して~」

 

講師: 小澤  惠子 氏(滋賀県栄養士会会長)

 

第2部  

     14:15~15:30   実体験をしてみる

      「滋賀県史上最大の介護食体験」   

        障害模擬体験×食の楽しむ気持ち

       模擬スーツや姿勢で、各種嚥下食、多様なトロミをEat!!

       薬剤師・訪看・介護職必見!上手な薬の飲ませ方

 

第3部  

     15:30~16:30  グループディスカッション

              「症例検討:フレイルの食事」  

       司会 佐々木 隆史 氏 (医療生協こうせい駅前診療所長)

         症例呈示: 雨森  正記 氏(弓削メディカルクリニック院長)

 

 

 

16:30~    閉 会 あいさつ  花戸 貴司 企画委員会顧問


第3回 在宅医療多職種キャリアアップ研究会(29.9.10)

 第1部 記念講演 「食べることの意義~最後まで食べることを

           目指して~」

                           講師:小澤 惠子 氏(滋賀県栄養士会会長)


 食の大切さや食べることの意義について、わかり易く熱心にご講演いただきました。

 当日の参加者84名一同大変関心を持って拝聴し、食の重要性に感動し盛況な講演となりました。

 小澤栄養士会会長様、公務ご多忙の中ありがとうございました。


第2部 実体験をしてみる「滋賀県史上最大の介護食体験」

障害模擬体験×食の楽しむ気持ち

模擬スーツや姿勢で、各種嚥下食、多様なトロミをEat!!

薬剤師・訪看・介護職必見!上手な薬の飲ませ方

 最初に、佐々木隆史先生と小澤惠子先生から各種嚥下食やトロミ法の紹介があった後、参加者が各テーブルで障がい模擬体験を通じて新たな発見をしていただきました。

 次に、薬剤師や歯科衛生士の講師指導による個別コーナーでの嚥下食の食事体験、模擬スーツ装飾体験等今後の介護職必見の研究会となりました。 

第3部 グループディスカッション

「症例検討:フレイルの食事」

司会 佐々木 隆史 氏 (医療生協こうせい駅前診療所長)

症例呈示: 雨森  正記 氏(弓削メディカルクリニック院長)

 フレイルとは何か、フレイルを予防しようをテーマに佐々木隆史先生から「嚥下困難な方への食形態の特徴」につき講演いただきました。

 

 また、講演後に参加者皆様の感想や体験などについて語っていただき、多くの皆様が共感と感動を得ました。

 龍谷大学農学部食品栄養学科准教授

岩川裕美先生からは、フレイルの食事の基本的な考え方、魚・肉・野菜料理の工夫や主食について説明いただきました。

 また、レトルト食品の副食としての利用方法などわかり易くご講演いただき、参加者全員が熱心に拝聴いただきました。

 

 

 弓削メディカルクリニック 雨森正記先生は、家族の実体験を基にフレイルの食事の大切さについて症例事例を発表され、先生の一言一言に参加者は聞き入っていました。


 最後に、食べてもらう、生きてもらうということも大切ですが、その人が生きてきた物語・QOLを大切にしてみんなで支えるそのようなケア・支援をしていきましょう。(佐々木 隆史先生から)


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