「専攻医研修会(船医対談)」開催要領
1.主 催:日本プライマリ・ケア連合学会滋賀県支部
2.開催日時:令和4年10月15日(土)17:00~19:00
3.開催場所:Web参加
4.開催テーマ:「オンライン配信による森川先生と来住先生との船医対談」
5.開催内容:
日本プライマリ・ケア連合学会滋賀県支部の専攻医研修会として、「オンライン配信による森川先生と来住先生との船医対談」を企画し、専攻医活動の充実および家庭医療学をさらに深く学び修得する機会と
する。
また、日本プライマリ・ケア連合学会滋賀県支部の指導医陣を含め
て意見交換を行う。
「海の向こうで頑張る人々と家庭医」森川博久先生
在エチオピア日本国大使館一等書記官兼医務官、第57次日本南極地
域観測隊海外には、140万人もの日本人が暮らしている。彼らの中にはコロナ禍でも帰国せず、日本国や会社、家族のために任地に残留した者も多い。日本という共通のバックグラウンドをもつ小さなコミュニティでは、お互いに助け合い、いつかの帰国を見据えながら工夫して生活している。過酷な環境で心身を削りながら頑張る人々に対して、家庭医に何ができるか、その活動の一部を紹介する。
「客船と家庭医」 来住 知美先生 日本バプテスト病院 総合内科
客船は「動くホテル」であり、海上に浮かぶひとつの町である。1.2トンの船には、世界中から集まった乗客約3000人と船員1000人が暮らしている。彼らの健康を支えるためには、医療だけではなく様々なチームの力が必要であり、それは家庭医として学んできたことの具現化でもあった。言語、職業、生活習慣の異なる同僚たちと船医として働く中で感じたことをざっくばらんにお話ししたい。
6.参加対象者
(1)初期研修医・医学生の希望者
(2)JPCA滋賀県支部の指導医および専攻医
7.スケジュール
17:00~17:05 開会挨拶 雨森正記 支部長
17:05~18:00 第一部: オンライン配信による森川先生と来住
先生との船医対談
18:00~18:10 休 憩
18:10~18:55 第二部:日本プライマリ・ケア連合学会滋賀県
支部指導医・専攻医を含めて意見交換
(松井指導医・中山指導医が司会進行)
18:55~19:00 閉会挨拶 松井善典 副支部長
終了後アンケート回答依頼
以 上
令和4年10月15日
令和4年度専攻医研修会(船医対談)実績報告書
専攻医研修会(船医対談)終了後アンケート回答 |
1.総合的コメント: |
〇興味深いお話を聞くことができた。 |
〇横浜の大桟橋に接岸するダイアモンドプリンセスをしょっちゅう見ていたので、船内での仕事がどのようなものか知ることができ、長距離客船の船医の魅力を知ることができた。 |
〇実にすばらしいお話しでした |
2. 森川先生と来住先生との質疑は満足コメント: |
〇現職の外務医務官から実際にお話を聞くと、家庭医療領域の知識が赴任中に役立つことを知り、自身も外務医務官をやってみたいと思えるようになった。法律的に、訪問診療の扱いで在外公館職員の医療を実施している点のお話は、仕組みが理解できてとても面白かった。 |
〇面白すぎでした |
3.改善点や来年等へのご要望 |
とても面白い企画で楽しくお話を聞くことができた。今後も日本国外で仕事されている方のお話を聞く企画があると面白いのではないかとおもった。例えば、国境なき医師団や、WHOなどで働かれているかたなど。 |