第4回びわ湖家庭医療フォーラムの申込を開始いたしました。

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(申込期限 令和2年10月12日(月)期限)でお願いします‼


第4回びわ湖家庭医療フォーラム開催要領

 

1.主 催   日本プライマリ・ケア連合学会滋賀県支部

2.共 催   認定特定非営利活動法人 滋賀医療人育成協力機構   

3.開催日時  令和2年10月18日(日)13:30~16:00

4.開催場所  Web収録会場

5.対象者   

(1)日本プライマリ・ケア連合学会滋賀県支部会員

(2)滋賀県指導医および専攻医

 (3)初期研修医・医学生の希望者 

6.目的/内容

(1)企画全体の目的:学生に総合診療医の活躍の姿を定期的に示す。

(2)「地域の中で病院総合診療を行うということ」につき、南郷栄秀先生にメイン講演いただき、総合診療医の活躍の場についてオンライン参加者を交えて討議する。

(3)国内外派遣研修発表会を実施。

   滋賀県支部により行われた派遣研修事業の報告会を通じて、研修医・医学生など参加者に総合診療医の研鑽の場や姿を知ってもらい討議する。

7.スケジュール(予定) 

 13:30~13:40  オープニング・開会挨拶(雨森支部長)

13:40~14:55  メイン講演

地域の中で病院総合診療を行うということ」

              (独立行政法人 地域医療機能推進機構 東京城東病院 総合診療科 南郷栄秀先生)

14:55~15:00  休 憩

15:00~15:50  国内外派遣研修発表会(3名、フランス・オーストリア・島根県隠岐)

 15:50~16:00  閉会挨拶

 

 

                                           以 上


令和21020

第4回びわ湖家庭医療フォーラム報告書

主催:日本プライマリ・ケア連合学会滋賀県支部

 

1.概要

医学生や初期研修医を主な対象に、在宅から病院診療まで支える多様な家庭医・総合診療医の役割と活躍の姿を示すことを目的とした。第一部は、国内外派遣研修し研鑽している指導医および専攻医の体験発表会を行い、その研修の生の体験・姿を語ってもらう座談会を開催した。第2部は、現在、独立行政法人地域医療機能推進機構 東京城東病院総合診療科で活躍されておられる南郷栄秀先生に講演をしていただいた。医学生や初期研修医の参加を得て、質問やアンケートでも高い評価を得た。今回は昨今の現況からオンライン配信により双方向の質疑も交えながら実施した。

2.講師

南郷栄秀(独立行政法人地域医療機能推進機構 東京城東病院総合診療科)

雨森正記(医療法人社団弓削メディカルクリニック・滋賀家庭医療学センター)

大竹要生(医療法人社団弓削メディカルクリニック・滋賀家庭医療学センター)

西田早矢(東近江総合医療センター)

井本博之(洛和会音羽病院・大津ファミリークリニック)

宮地純一郎(浅井東診療所・関西家庭医療学センター)

松村一弘(滋賀医科大学附属病院)

中島滋美(独立行政法人地域医療機能推進機構 滋賀病院)

3.実施日時

20201018 13:30~16:00

4.実施場所

オンライン開催

5.参加者

全視聴者28名(医学生、初期研修医、専攻医、指導医等)

うちアンケート回答のあった参加証対象医師15名

6.タイムスケジュール

13:3013:40 オープニング (大竹)開会挨拶(雨森支部長)
13:40
14:30 国内外派遣研修発表会(3名、島根県隠岐・パリ・オーストリア)
14:30
14:35 休憩
14:35
15:50 メイン講演「地域の中で病院総合診療を行うということ」

南郷栄秀先生(独立行政法人地域医療機能推進機構 東京城東病院総合診療科)

15:5016:00 専攻医プログラム紹介(滋賀医大・JCHO滋賀病院)
16:00       
閉会挨拶(雨森支部長)アンケート調査

7.実際の内容

第1部国内外派遣研修発表会については、離島での研修も学ぶところが多い・フランスの医療が興味深かった・地域や国の違いで医療にかかわる問題が変わってくるなど勉強になった等の回答があった。第2部メイン講演では、総合診療医と家庭医の特徴も知れてとても勉強になった・病院での総合診療医の働き方について非常に勉強になった等アンケート回答では殆ど肯定的評価(特に学生で高評価)が得られた。学生からも、「もう少し掘り下げて長い時間聞いてみたい」とか「すべての先生方のお話をもっと拝聴したかった」など総合診療について興味深い回答を得たため、今後の開催に当たり、これらの意見や要望を参考に次回の目的内容に大いに生かしていきたい。

 

 


第4回びわ湖家庭医療フォーラムの参加者アンケート一覧

 

 

<イベント全体>

1    家庭医や総合医はまだ新しく,ぼんやりとした分野でありながら,気になる分野でしたので,どういったことを担っている分野でどのように活躍されているのかを知れて良かったです。

2     zoomでは,普段の対面講演では質問するほどでもないなぁと皆心の中だけで呟いているようなことをチャットで話されていて和みました。先日講義の中で2人組になり,聞く側が石のようになるという体験をしました。反応のない相手に話し続けるのは非常に辛かったです。zoomで長時間ご講演される方は聴衆の表情が見えないことがかなりのストレスかと存じます。改めて感謝申し上げます。

3  大変興味深く拝聴することができました。ありがとうございました。

4  研修の内容がよくわかってきました。家庭医に誇りを感じます

5  参考になりました。

6  クイズ形式のものも楽しかったです。

7  非常に勉強になりました。ありがとうございました。

8  遠隔開催で事務局が大変だったと思います.お疲れさまでした&ありがとうございました.

9  宮地先生の話は掘り下げて(時間をもっととって)聞いてみたい。

10  もう少し長い時間でもよかったような気がします

11  Zoomだったので子供を見ながら参加できて良かったです。、

12  年に複数回開いてくれて参考になります。

13  3人の先生の発表、南郷先生のご講演 いずれも興味深く拝聴しました。

14  短時間でもまとまっていて、内容の濃いものでした。

15  すべての先生方のお話を、もっと拝聴したかったです。

 

 

<派遣研修発表会>

1  離島での研修も学ぶところが多いのだと知りました。研修医が学生を被験者にエコーの確認をされていたところが魅力的でした。離島ならではの話をもう少し聞きたかったです。フランスの医療や欧州の医学教育など,どれももっと聞いていたかったです。

2  海外での在宅医療の実情についての知識がなかったのでとても興味深かったです。実際に在宅医療を行なっている患者さんの自宅でのご様子や感想などの情報もあれば聞いてみたかったな、と思いました。

3  いろいろ聞けてよかったです。

4  他施設のやり方に触れることはブラッシュアップする機会になりますね。

5  研修報告すごく良かったです。10分はやはり短くもったいない感じがしました。

6  どれも素晴らしい発表でした。

7  それぞれの発表をもっとじっくりお聴きしたかったです.

8  それぞれ、もう少し詳しく聞いてみたかったです

9  面白かったです。

10  フランスの医療が興味深かったです

11  色々な研修の取り組みがあり参考になった。

12  もう少し発表時間が長くてもよかったと思います。

13  これはやってもらって正解でした。留学に興味を持ってもらえる方を増やせそうです。

14  特に、宮地先生のお話がとても興味深かったです。

15  地域(国)の違いで、医療にかかわる問題が変わって来ますね。あらためて勉強になりました。

 

<南郷先生基調講演>

1  “初めは、総合内科医と総合診療医の違いがはっきりわかっていませんでした。なので今回、総合内科医と総合診療医の違いだけでなく、総合診療医と家庭医の特徴も知れてとても勉強になりました。また病院のサイズによって総合診療医の役割が変わってくることも勉強になりました。”

2 " 総合病院に勤めながら在宅医療を実践する術が有るのですね。地域に根差した病院に魅力を感じます。また,総合医となった上でプラス小児分野の専門性

を高めるようなことが出来ることを知れたのは大きな収穫でした。それが出来れば理想かも知れません。在宅医療は結局家庭丸ごととのお付き合いだと思うので,患児と共に過ごされる人々のケアもして行けたら理想です。小児だけでは収入が難しいとも良く助言頂きますし。ただ,一つの診療所として複数人の常勤医+協力医で収入を考えれば大丈夫なのでは?と思ったりしています。重症心身障害児の在宅ケアで必要とされること,今後もっと在宅で出来る可能性のあることなどを探りながら,残りの医学生生活の中でもう少し悩みつつ,決定していこうと思います。ありがとうございました。"

3  自分の中で改めて総合診療について整理することができました。

4  総合診療医はカメレオンとはうまく言い表していると思いました

5  COIの話、興味深く聞かせていただきました。

6  病院での総合診療医の働き方について非常に勉強になりました。

7  学生さんや研修医の先生からの質問をもっと受けたかったですね.少し長く喋りすぎたかもしれません.

8  大竹先生、進行お疲れ様でした。

9  面白かったです。

10  生物、心理、社会的にバランスのとれた診療を心がけようと思いました。

11  臓器別専門医との違いが分かりやすく説明され、考えるきっかけになった。臓器別専門医の頂点を極めるよりも、広く患者を診たい、臨床が好き、教育が好き、という嗜好のある医師が向いていると思われました。

12  可能なら、一方向の講演でなく、司会者と対談形式にするなど、双方向性がある良かったと思います。

13  とてもわかりやすくて、学生さんはイメージしやすかったと思います。

14  久しぶりに南郷先生のご講演を拝聴いたしました。永源寺の田舎ごもりですっかり怠けていた「エビデンスを判断材料のひとつとする」を今後の日常業務に活かします。