１．概要

（１）指導医および専攻医の指導教育や助言支援の基、初期研修医・医学生の希望者がオンライン研修に参加し、地域を知りその実態を地域医療にどのように活かしているかを共有することを目的に勉強会を開催する。

（２）専攻医により地域と地域医療の課題に関する調査結果を発表してもらい、「地域医療の現状と課題」をテーマに、初期研修医を含む参加者に総合診療医の研鑽の場や姿を知ってもらい討議する。

２．講師

信楽中央病院　北川貢嗣医師

弓削メディカルクリニック　大竹要生医師、田中いつみ医師

高島市民病院　堤美紗子医師

東近江総合医療センター　西田早矢医師

３．実施日時

2022/01/27  15:00~17:00

４．実施場所

Webによるオンライン研修会

５．参加者

上記講師のほか、県内11の医療機関に関わる医師・専攻医15名、初期研修医2名が参加した。

６．タイムスケジュール

１５：００～１５：０５　　開会挨拶・ガイダンス

１５：０５～１５：５５　　西田早矢医師による調査報告と討議

１５：５５～１６：００　　休憩

１６：００～１６：５０　　田中いつみ医師による調査報告と討議

１６：５０～１７：００　　閉会挨拶・まとめ

７．実際の内容

（１）講師から2件の地域医療の現状と課題についての調査報告をしていただき、地域医療の経験に富む講師から報告に関する総評と討議を行った。

（２）初期研修医を含む参加者からの質疑応答を通じて、調査報告の知見と考察の理解を深め、地域医療に寄与する総合診療医の意義やそのための研鑽の姿を共有した。

（３）以上の研修会を実施した結果、参加者からは、「日常の地域医療での臨床での疑問から公衆衛生に関わる視点への繋ぎ方が見えやすくなり非常に興味深かった」、「実際に地域医療を実践しているなかで湧き出た疑問や問題意識から行動する視点の大切さを実感した」などの意見が寄せられ、地域医療の現状と課題や、それを解決するべく推進する総合診療医の意義が深められた。