令和2年度家庭医養成講演会の開催案内

日本プライマリ・ケア連合学会滋賀県支部会員の皆様
滋賀医科大学医学生の皆様
 新年明けましておめでとうございます。コロナ禍の状況ではありますが、昨年同様本年もご支援ご協力
いただきますようお願い致します。
 さて、標記講演会を下記のとおり開催いたします。今年度につきましては、他の研修会同様新型コロナ
ウィルス感染防止のため、引き続きオンライン開催で実施いたします。  
 つきましては、下記4(Googleフォーム)により参加申込いただきますようお願い致します。
ご多忙とは思いますが是非Web講演会にご参加くださいますようお願い申し上げます。
 なお、準備の都合がありますので、2月22日(月)までに申し込み頂くようお願いします。  敬具
               記
1.開催日時 令和 3年 2月23日(火)15:00~17:00
2.開催場所 Web収録会場(ZOOMによるオンライン開催)
3.目的内容およびスケジュール  下記記載の「開催要領」のとおり
4.申込方法
  次のGoogleフォームから申し込んでください。
      
  (Googleフォーム)  
5.オンライン開催の視聴方法
  「Zoomにて開催予定(接続先は、参加者の登録されたメールアドレス宛にその都度別途ご連絡いたします)」    
                  
               日本プライマリ・ケア連合学会滋賀県支部
                   支 部 長  雨 森  正 記
                    (事務局 清水義平)

令和2年度滋賀県家庭医養成講演会開催要領

 

1.開催日時:令和3年 2月23日(火)15:00~17:00

2.開催場所:Web収録会場(オンライン開催)

3.参加対象:日本プライマリ・ケア連合学会滋賀県支部会員・滋賀医大生

4.特別講師:西 智弘先生(川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター腫瘍内科/緩和ケア内科医長)

5.目的内容:

がん治療・緩和ケアの領域において日本国内の権威であり非常に重要な実

績を上げられている指導医の西 智弘先生を招聘し、次のテーマについて基 

調講演いただいた後、オンライン参加者との積極的な交流研修を図る。

(1)家庭医に知ってほしい早期からの緩和ケア・在宅緩和ケアA to B。

(2)暮らしの保健室活動からの社会的処方研究所の取組。

6.スケジュール

 15:00~15:05 開会あいさつ 雨森正記 支部長

             司 会    松井善典 副支部長

 15:05~16:05 講演「社会的処方に関わる社会の諸相~個別のケアからコミュニティデザインまで~」

 16:05~16:10 休 憩

 16:10~16:55 参加者との交流時間「西 先生にきいてみよう!」

             司 会 中村琢弥 先生

16:55~17:00 閉会あいさつ/アンケート案内 松井善典副支部長

 

 

 

以 上


令和3年2月24日

令和2年度滋賀県家庭医養成講演会報告書

主催:日本プライマリ・ケア連合学会滋賀県支部

 

1.概要

がん治療・緩和ケアの領域において日本国内の権威であり非常に重要な実績を上げられている指導医の西 智弘先生を招聘した。今回は特に次のテーマについて基調講演いただいた後、オンライン参加者との積極的な交流研修を図った。

(1)家庭医に知ってほしい早期からの緩和ケア・在宅緩和ケアA to B。

(2)暮らしの保健室活動からの社会的処方研究所の取組。

2.講師

川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター 西 智弘医師

医療法人社団弓削メディカルクリニック 雨森正記医師

浅井東診療所 松井善典医師

医療法人社団弓削メディカルクリニック 中村琢弥医師

3.実施日時

2021/02/23 15:00~17:00

4.実施場所

Webによるオンライン講習会

5.参加対象

医学生、専攻医、指導医等

6.タイムスケジュール

15:0015:05 開会あいさつ 雨森正記 支部長

       司 会    松井善典 副支部長

15:0516:05 講  演「社会的処方に関わる社会の諸相~個別のケアから

コミュティデザインまで~」

16:0516:10  休 憩

16:1016:55 参加者との交流時間「西 先生にきいてみよう!」

       司 会 中村琢弥 先生

16:5517:00  閉会あいさつ/アンケート案内 松井善典副支部長

7.実際の内容

まず、がん治療・緩和ケアの領域において日本国内の権威であり、先駆的な指導医である西 智弘講師に家庭医に知ってほしい暮らしの保健室活動からの社会的処方研究所の取組について包括的な講演をしていただいた。その中では、社会的処方という言葉のもつ力と副作用について学ぶことができた。特に処方という言葉は、医師や医療者が社会的な問題を自らの課題と捉えられる良い側面がある一方で、医療化(社会の問題を医療の枠組みで解決しようとする)という側面があることを自覚する重要性について討論やZOOMのチャットを交えながら深く理解できた。別の言い方をすると社会的処方とは社会的ギフトであり、困っている人が社会資源をあてがわれるというものではなく、双方向の関係でその人の生きがいや役割を個別的に見出してエンパワーメントするもの、まさにギフトであるという捉え方で聴衆の納得を引き出していた。西先生が専門とする癌はそれが診断された時に家族関係や職場の人間関係に亀裂や不和が生じるため、関係性の病いと言われていることが紹介された。がん患者でも地域包括ケアシステムの「病気になっても安心して暮らせるまち、枠を超えて人と人が繋がれる場所の価値」は普遍的な価値観として重視されており、社会的処方の地道な活動が癌患者の活動や居場所を作っている事例が紹介された。また社会的処方の中心概念として、1人間中心性、2エンパワーメント、3共創(人と人の関わりの中で役割が生きがいが創出される)というものがあると紹介された。ついつい処方というと決まったもの、すでにある資源をあてがってしまうが、それは「コンテンツ処方」というもので、注意すべきものという警告もいただけた。それを避けるためにも、自然なコミュニティや集まりを医療者が搾取しないように自覚するべきこと、そしてその患者さんの生活の動線上にある資源を基盤とすることで持続性があること、など社会的処方というバズワードに踊ることなく、我々の診察室や地域の足元からできる活動であることを実感できた。最後に社会的処方をするリンクワーカーの姿勢についてご教授いただいた。それはアドボカシーやノーマライゼーションを基軸としつつ、自分がすべて行うのではなく、自分が繋がれるスポークを自覚できるハブ機能という人物像であった。

これを受けたフリー討議と質疑応答、チャットのディスカッションでは各立場から種々の討議が行われ、講師の豊富な社会的処方の実践とコツについて共有する機会となった。全体を通して、長期的な日本の変化にあわせたプライマリ・ケアの動きや私たちにとっての社会的処方のあり方を共有し、滋賀県における家庭医療・総合診療、在宅診療の発展に向けて積極的な交流を図ることができた。

 

 

       
  番号 1.全体の感想・印象に残ったこと。(総合的に満足するものでしたか) 備考  
  1 前から必要性を感じていたことですが、言葉で説明していただき理解が深まりました。    
  2 ケアとまちづくり、ときどきアートを読みました!非常にすっと入ってくる内容でした。ありがとうございました。    
  3 社会的処方が孤独を防ぎ、住民の安心した生活につながること。安易に医療で処方をしていないだろうかと自戒の念を抱きました。満足する話が聞けました。    
  4 社会的処方の話から地域包括支援センターはこれからもっと重要なものになると思います。    
  5 まだうまくまとまっていませんが、感動しました。同時に医師の役割ってなんだろうと考えさせれています。    
  6 相談所という表現はマイルドだと感じましたが、それでもハードルになりえるというのは考え直させられました。    
  7 社会的処方の3つの基本理念「人間中心性」「エンパワメント」「共創」、そしてコンテンツ処方に注意。    
  8 最後のコメントありがたかったです。    
  9 楽しいことは続けられる。    
  10 社会的処方に関して考える機会が得られ、貴重な経験をさせていただきました。    
  11 自分が楽しめる地域活動をやっていきたいなと思いました。    
  12 社会にでましょう、勉強になりました。    
  13 僕もヤギを飼いたいです。    
  14 このテーマの理解が深まりました。滋賀の先生方と同じ時間を共有できたことも嬉しかったです。今後相談を重ねたいです。    
  15 非常に勉強になりました。    
  16 非常によいものでした。    
  17 すごく楽しく、たいへん参考になるお話をありがとうございました。    
  18 社会的処方の背景と、実践への道筋がよく分かった。    
  19 自分にも社会的処方をお願いしたいと思いました。    
  20 10点  社会的行方不明者  医療者が地域資源を搾取しない。    
  21 非常に興味深いテーマで、楽しく参加できました。    
  22 冬期セミナーでお聞きした内容がさらに深まり、いろいろ考えることがあった。    
  23 社会的処方の具体的な実践内容とそのコツなどが勉強になりました。社会的ギフトという言葉も良いなと思いました。    
  24 講演は最新の情報がたくさんあって、日本の各地で、あるいは世界で行われている画期的な社会的処方を知ることができ非常に興味深かった。また、講演中もチャットが活発に動いていて、参加されていた医師の方々がそれぞれ様々なことに取り組んでいらっしゃることを知って、ちょっと覗きに行かせてもらえないかな、と考えていたりした。    
  25 西先生のお話を拝聴したく、参加いたしました。「社会的処方を文化にする」というお話にお力をいただきました。    
  26 西先生のおっしゃる「ハブ」がkeyである点、そしてそのハブは人であり場所である点が印象に残りました。医学部に入る前に製造業に10年ちょっと勤めていましたが、思えば何をするにもkeymanを探していたし、自分もkeymanになることを意識していたように思います。
今はまだ医師として社会から求められる技量を磨くのが優先されますが、今日の講演を拝聴して、いずれ社会に出ていける日が楽しみになりました。
   
  27 質問の時間が長く用意されていたことが非常に良かったです。他の研修会や勉強会で質問時間の設定が15分だったことがあり,到底多くの質問には対応できず,消化不良の印象を受けていましたから。チャットでも声を介してでも質問や交流が盛んだったことで,西先生の話だけでなく色んな参加者の話も伺え,将来何が出来るかというイメージが自分の今までの想像を超えて広がり,わくわくしてきました!今日は参加出来て良かったです!企画をありがとうございました。    
  28 学校で転送されたメールに講演会の内容が記載されていなかったため、内容が全く分からない状態で参加してしまいました。事前にホームページで講演内容を確認しておくべきだったと反省しております。講演会の内容は非常に素晴らしいものでとても勉強になりました。
私は看護師時代から、地域医療をどのように展開すれば、その地域柄にあった形で利用者のニーズに合ったものになるか考えてきました。「マギーズ東京」をはじめ、素敵な取り組みをされている現場に少しずつ出向き、自分だったらどういうことができるか、今も模索している所であります。今回の講演会で「社会的処方」という言葉を初めて知り、この言葉が特に印象に残っています。まだ自分の中でそのイメージは確立されていませんが、私が想像するに、人々の暮らしの中に並列して医療が存在する街づくりをしていくために、医療者に限らず地域住民が主体となってコミュニティをつくっていく、ということかなと思っています。また、このコミュニティづくりには中心的役割(ハブとなる存在)を担う人々が必要で、講演会では「リンクワーカー」と呼ばれるような立場の人を確保する必要があるということも分かりました(この理解が正しいかどうかわかりません)。理想では簡単に語れますが、実際このようなコミュティをつくることはそう簡単ではないことと実感しています。ですが、今後は医師の立場を有効活用して、まずは自分の持てる能力で出来る所から実行に移し、その中で少しずつ繋がりを増やし仲間を増やし、いい取り組みが出来るようになればと感じました。色々なハブを持ち、医療のセーフティネットが自然とはれている環境がつくれる存在になれればと思います。
   
  29 見知ったメンバーの着眼点も含めて活発な討論が行われた点が有意義だった。    
  30 大変興味深く講演を聞かせていただきました。    
         
       
  番号 2.これからJPCA滋賀県支部に取り組んで欲しいこと。 備考  
  1 着実に仲間を増やしていってほしいです。    
  2 関係人口の増加、一部の人だけが頑張らなくていい形・・・。    
  3 終末期ケアなど。    
  4 このような後援会の継続をお願いいたします。    
  5 雨森先生のご挨拶にもありましたようにZoomでしたので気軽に参加できました。    
  6 プライマリケア医ができる診療のプラスアルファのヒントが見つかる会をお願いします。    
  7 緩和やがんの話も聞きたかったです。    
  8 滋賀内の専攻医の交流会、定期的な他施設への研修。    
  9 楽しいことをする。    
  10 医学生の臨床実習で、家庭医療、地域医療を経験できる機会が増えれば嬉しいです。    
  11 地域活動の交流。    
  12 パットみ医療と関連がわかりにくい分野、勉強になりました。    
  13 zoomで参加することができ、リラックスして講義に参加させていただくことができました。    
  14 いつも興味深い講演の場をセッティングいただき、心から感謝しています。コロナが落ち着いたら、ぜひ対面の場になったらいいなと思っています。    
  15 いろいろな先生のご講演を楽しみにしております。    
  16 企画側です いろいろやりたいですね。    
  17 皆さんとはやく会ってお話ししたいですね。    
  18 「社会的処方」実践の取り組みを取り上げてほしい。    
  19 今のままで良いです。    
  20 臓器別専門医の先生と仲良く(仲悪いわけではないですがたぶん)。    
  21 小児心身症の相談、臨床心理士との協働など。    
  22 ヘルスリテラシーについて。    
  23 他分野・他業種の方からのヒントやエールになる内容の講演会。    
  24 現在はコロナ禍ということでこのようなオンラインという形態の講演会になったのだと思うが、私はまだ1回生ということもあり、本来の形式では気後れしてしまって参加できないと思う。もしよろしければ、コロナ禍が解決した後も同時配信という形で対面とオンラインを併用していただけないかと思う。    
  25 いつも、魅力あるご講演をありがとうございます。今後も楽しみにしております。    
  26 今日の西先生のご講演のように、自ら考え、楽しんで活動しておられる方の話を伺うのは元気が出ます。    
  27 医学生も対象とした研修会や勉強会を今後も企画して欲しいです。地域包括支援センターとか,ソーシャルワーカーとか,よく聞く単語で,よく聞くからこそ「なんとなくこんなことしてる」というイメージは有るけれど,でもまだぼんやりしている職種や施設が沢山有ります。医師として働き始める前に,そういった医師業務と関りが有る,患者さんが利用する頻度が高い施設や職種について,また家庭医が日常診療でどのようにそういった職種の人,施設と関わっているのかを教えて欲しいです。そういった方面の知識もある程度ある方が断然患者さんのことを理解しやすいと思うので。大学でも教えない内容だと思いますし(4年生で学んだりするのかな?)。    
  28 ・地域・在宅医療に関連した起業について、滋賀県では他にどのような取り組みが行われているか、起業までの過程、新たな事業を行うためにはどういう視点が必要か
・滋賀県の現在の地域・在宅医療ニーズは何か(その優先順位や今後のニーズ変遷なども)
・他府県との連携はどうなっているのか(三重県に住んでいた時に滋賀県の取り組みに関して一切情報を得ることができなかったから)
・行政と地域・在宅医療の連携はどのようになっているのか(例えば、介護保険制度を利用した訪問看護、医療保険制度を利用した訪問看護・訪問診療、地域包括支援センターの役割、市役所の役割、公的な社会資源の種類など、学生の目線でこの辺がイメージしづらいと実感しています)
※こんな感じで伝わるでしょうか。上手く説明できずすみません。
   
  29 これからもこのような講演を続けて下さい。    
  30 活動メンバーの拡大。    
         
       
  番号 3.自分のこれからの活動で工夫したいこと・取り組みたいこと。 備考  
  1 地道に頑張ります。    
  2 まちづくり×診療所のプロジェクトを進めていて、今度彦根市長の前でプレゼンし、彦根市公認のプロジェクトとして進めていくようです!社会的処方の実践の場、地域のハブとしての機能をつくり、地域活性×医療×アート×いきがいをデザインしていきます!    
  3 横のつながりを持てるといいなと思いました。リンクワーカーとなる人とのコネクションなど。    
  4 学生教育。    
  5 最近悩みの公・民の自分はどのあたりとして求められているんだろうというところをものすごく民寄りのご活動を聞くことで行き着くところは様々、これでいいんだろうなと感じ、自身で思ったことを大切にしていこうと考えました。    
  6 診療所から飛び出して行きたいです。    
  7 リンクワーカーの端っこになれるように努力します。リンクワーカーを知ることも。    
  8 クリニック+公民館の空間の住民friendlyな運営への関わり。    
  9 ICTの活用。    
  10 ジェネラリストと、スペシャリストが、患者さんのために、お互いをリスペクトし、お互いの長所を活かせる関係となるように、少しでも力になりたいです。    
  11 地域の方と楽しめる活動を出しあって取り組みたい。    
  12 開業医として地域に貢献したい。医学的以外にも貢献出来たらいいなと思う。    
  13 社会的処方、リンクワーカーについて考えたいと思います。    
  14 自分の置かれた場所でできることを、業務や研修に支障が出ない範囲内で少しずつ考えていきたいです。    
  15 これからも勉強させて下さい。    
  16 西先生の話をうけて、様々な形で地域に切り込んでいきたいと思いました。また私は教育に力を入れている立場ですのでそんなかたへの教育も頑張りたいと思いました。    
  17 米原市全域の地域包括支援センター運営に頑張っていきます。    
  18 まずは診療圏でハブと思われる方に診察室以外でアプローチする機会を作る。    
  19 みなさんのように、地域との関わりを増やして行けたら、と思います。    
  20 発進&発信。    
  21 プライマリ・ケア、家庭医療と心身医療のコラボ。    
  22 地域を知ること。    
  23 色々な実践はしているので、その発信活動ですね・・・。    
  24 百聞は一見に如かずということで、皆さんの活動を積極的に見学させていただきたいと思う。1回生でも迎え入れていただけるところを探している最中です。    
  25 地域薬局は、日本独特のコミュニティスペースあるいはコネクターであると思っています。今後は、かかわる専門職に向けてのアピールを心がけていかないといけないと感じました。    
  26 問題や課題などを一発で解決しようとしないようにする。    
  27 西先生の取組みも徳田先生の取組みも初めはとても小さなステップだったことを伺って,それなら自分にも何か出来るのではないかと思いました。何ができるのか日頃から鵜の目鷹の目で物事を見ていこうと思います。    
  28 出来るところから実行に移していきたいと思います。滋賀県の地域医療の現状がほとんど把握できていないため、まずは色々な施設や取り組みを見学していきたいです。    
  29 総合診療医の育成    
  30 身の回りのみなさんとの活動の共有    
         
ダウンロード
2008300909社会的処方.pdf
PDFファイル 6.2 MB

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