１．概要

家庭医・総合診療医が有するべき地域コミュニティケアの学習のため、専攻医等が日頃の臨床経験を基に地域診断を行い、発表・討議を行った。また、家庭医・総合診療医に興味を持つ滋賀医科大学の医学生に参加いただくことで、将来の滋賀県の家庭医療・総合診療の発展を図るべく医学生との交流と啓発を図った。

２．講師

甲賀市立信楽中央病院 副院長 北川貢嗣

医療法人社団弓削メディカルクリニック／滋賀家庭医療学センター教育部門担当指導医　中村琢弥

医療法人社団弓削メディカルクリニック／滋賀家庭医療学センター指導医　大竹要生

３．実施日時

2019/02/07 14:00~16:30

４．実施場所

医療法人社団弓削メディカルクリニック

５．参加対象

医学生、専攻医等

６．タイムスケジュール

14:00〜14:15 開会・自己紹介・趣旨説明

14:15~16:15 地域診断発表・討議（6名）

16:15~16:30 まとめ

７．実際の内容

医学生、専攻医等、指導医あわせて17名の参加をいただいた。

家庭医療・総合診療を実践する専攻医等6名が、臨床の実践ならではの視点で様々な視点から地域コミュニティケアの観点で地域診断の取り組みを進めてきた。具体的には、喫煙率、癌検診、肺炎球菌ワクチンから病診連携、受療行動に至るまで様々であった。討議においても、こうした地域診断に取り組むことで診察室での外来にとどまらない地域住民集団への健康増進の視点が新たに発見され興味深く取り組めた様が活き活きと語られ、参加していただいた医学生の皆さんからも「現場感とその面白さを感じられてよかった」「分子レベルの病気のことだけでなく地域まで見通す家庭医療の視点が、大学では経験できず新鮮で面白かった」と感想もいただき、当初の目的を果たすことができた。