日本プライマリ・ケア連合学会
令和2年2月16日
第12回滋賀県家庭医療指導医FD研修会報告書
主催:日本プライマリ・ケア連合学会滋賀県支部
1.概要 |
家庭医療・総合診療の領域において日本にて非常に重要な実績を上げられている指導医の藤沼康樹講師を招聘した。滋賀県におけるこれまでの指導医養成の実績を振り返り、同講師を交えたディスカッションを行った。その後、日本の家庭医・在宅医が向かうべき方向性についてご講演をいただきながら、それを受けた滋賀県の家庭医療・総合診療、在宅医療に関する卒前教育や指導医として果たすべき役割について討議を行った。 |
2.講師 |
医療法人社団弓削メディカルクリニック 中村琢弥医師 医療福祉生協連家庭医療学開発センター 藤沼康樹医師 医療法人社団弓削メディカルクリニック 雨森正記医師 浅井東診療所 松井善典医師 医療法人社団弓削メディカルクリニック 大竹要生医師 |
3.実施日時 |
2020/02/16 10:00~12:00 |
4.実施場所 |
ホテルニューオウミ |
5.参加対象 |
専攻医、指導医等 |
6.タイムスケジュール |
10:00〜10:05 開会の挨拶 10:05〜10:20 「これまでのJPCA滋賀県支部のFD研修を振り返る」(中村琢弥) 10:20〜10:35 討議 10:35〜11:15 講演「Expert Generalist Practice & 家庭医療のクリニカル・メソッド」 11:15〜11:20 休憩 11:20〜11:55 全体討論 11:55〜12:00 閉会の挨拶 |
7.実際の内容 |
まず中村講師によりこれまでのFD事業を振り返った。この中では、各教育施設の実態に沿い研修が組まれてきた経緯や、専門医制度発足という転機を捉えて活動を進めてきた経緯を共有した。その上で、FDに必要なコンテンツやその意義について討議を行った。 続いて藤沼康樹講師に、今後の総合診療医で中核的な要素となる「卓越したジェネラリストプラクティス EGP」を中心にご講演を頂いた。滋賀県において総合診療医・在宅医を増やし育てていくための指導の方向性、あり方について活発な討議につなげることができ、今後の滋賀県の総合診療・在宅医療の発展に向けて成果を得ることができた。 |
中村琢弥先生 (基調講演)藤沼康樹先生 大竹要生先生